20th Campus Genius Award
第20回学生CGコンテスト
ノミネートnominate

美術が独創的だったり、作画が特徴的、思春期の主人公をはじめとした学生たちの心の葛藤を外面・内面ともに上手く独特の雰囲気で仕上げていることに……なんて、当たり前のコメントよりも。今回の数々の審査対象作品の中で唯一ぶっちぎりで私自身に『この作品を観れただけでも審査を引き受けて良かった』と思わせてくれた作品。“今”の子供=学生の等身大の渇きやモジモジがすごく心地よい。単純にエンターテインメント作品として、観た後に『何か』をちゃんと残してくれる。当たり前のようなことができていない作品が多い中、本作はそれが抜群に達成できています。あと、女の子がかわいい。それだけで正しい。個人的に大賞をあげたいくらいの作品です。
(松山洋)

ありがちな等身大の物語ではあるが、音楽も作画も作画として鑑賞に堪えるものであるため、尺の長さを感じさせない面白い物語になっている。逆に演出の甘い部分や、声優の素人っぽさ目立ってしまっている。特にクレジット前の展開は、クレジット後の演出がよく出来ているだけに、もったいない。多重スクロールや、魚眼レンズ風の絵、手書きの背景がパンしてもパースがあっているところなどは、テクニックが画風になじんでいて好印象である。
(上田キミヒロ)

思春期の衝動をたたつきけるような描写が印象的な作品で、断片的なエピソードと心象イメージが続いていきます。ディティールではなく感情を描ききる扇情的な作画の力には、とても魅力がありました。情景に合わせての音楽の使用の仕方も効果的で画面をよりインパクトのある映像にしていると思います。理屈ではく愚直な映像表現に感動しました。
(堀口広太郎)