Nominate

受賞作品

Stand up the Earth

ゲーム

石川 陽一(作者/代表者)

HAL 名古屋

審査員・評価員コメント

囲碁プログラムや画像解析の分野で知られる通り、機械が自ら学ぶことで人間が気づかなかった「効率の良い方法」を新たに発見する機械学習のプログラムが、近年注目されている。プログラムは過去の膨大なデータと自らの経験から再帰的に学習し、固定概念にとらわれずあらゆる可能性を網羅する。結果として生まれる方法は、時として人間には不気味に映るものであったりする。

本作はそんな時代の斜め上をいく作品だ。プレーヤーはキーフレームにそって、「足を曲げる」「足を伸ばす」といった動作を打ち込み、3DCG のモデルがその流れに従い「二足で立つ」ことを目指すパズルゲームのようなものになっている。機械学習的なプロセスをプレーヤー (人間) が追体験し、その過程で生まれる奇妙な動きを笑ったり、失敗に悔しがったりする。ユーモアと示唆的な魅力がある作品になっている。

評価員・萩原 俊矢