CAMPUS GENIUS AWARD GOLD

受賞作品

PLAY A DAY

パフォーマンス

おおしまたくろう(作者/代表者)

情報科学芸術大学院大学

審査員・評価員コメント

コンピュータ1台でノイズミュージックを奏でる代わりに、作者は1ヶ月間、毎日作ったという楽器を使って様々な音を生みだす。日常品で作られたこれらの楽器は、1つ1つに個性があって、イレギュラーな動きをしても、それがユーモラスに見えた。また、おもちゃの電車とレールの切替えを操作する様子は、音とモノの関係が非常に合っていて、パフォーマンス全体にいい緊張感を生みだしていた。これらの楽器達を見ていると、ノイズとは何か、ということも考えさせられる。作者は作品説明の中で、音としての”ノイズ”と社会の異分子としての”ノイズ”を重ね、”ノイズ”を魅力に変換するための”笑い”、つまり一種のユーモアについて述べている。このパフォーマンスの楽器や音は多様で個性的で、意図した通りに魅力を感じさせるところも評価した。

審査員・久納 鏡子


「1ヶ月間、毎日1つ楽器を作る」というルールのもと、身近なモノを素材に様々な楽器を制作し、それを作者自身が演奏するパフォーマンス作品。ユニークな仕掛けから発せられるノイズ音はそれだけでも魅力的ではあるが、それ以上に、それらを黙々と演奏する作者の姿に惹きつけられた。各楽器から発せられるノイズにもう少しバリエーションが欲しい気もしたが、このわずかな違いを楽しんでいるところに、作者のノイズに対するこだわりを感じることもできた。

評価員・大山 慶