審査員・評価員

JURY MEMBERS & SELECTION MEMBERS

アート部門|審査員

主査

寺井 弘典

TERAI Hironori

クリエイティブディレクター/P.I.C.S./多摩美術大学特任教授

1986年多摩美術大学絵画科油画専攻卒業、82年より映像作家として、ビデオアートやインスタレーション作品を主に発表。MoMAコレクション収蔵、 ミュージックビデオを多数ディレクション。MTV JAPANでクリエイティブディレクターとして、番組パッケージ、ステーションIDやアニメーション、ステーションIDコンテストをプロデュース。1996 広島国際アニメーションフェスティバル優秀賞受賞。NHKデジタルスタジアムキュレーター、文化庁メディア芸術祭審査委員、若手の育成にも力を注ぐ。 2000年 MTV JAPANからクリエイティブプロダクション・P.I.C.S.の独立に参加、CM、MV、オリジナルコンテンツ等をプロデュース。カンヌ国際広告祭(現カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル)ゴールド受賞。P.I.C.S.のクリエイティブディレクターとして新しい映像体験コンテンツや常設展示を多数ディレクションしている。

久納 鏡子

KUNOH Kyoko

アーティスト

1972年生まれ、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。アート・ユニットplaplaxのメンバーとして、主にインタラクティブアート分野における作品を手がける一方、公共空間、商業スペースやイベント等での空間演出や展示造形、大学や企業との共同技術開発など幅広く活動している。Ars Electronica(オーストリア)、SIGGRAPH(アメリカ)、ポンピドゥセンター(フランス)、東京都写真美術館(日本)など、国内外の展覧会で作品を発表。

陣内 利博

JINNOUCHI Toshihiro

武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科 教授

1955年福岡県生まれ。武蔵野美術大学大学院修了。「みること」「みせること」の歴史的・科学的な検証を通した、映像・展示・データベース・検索システム・ネットワーク構築などこれからのヴィジュアルコミュニケーションのあり方の研究。’80年代はインターネットの前進であるビデオテックスの開発と普及に関わる。’90年代は大型映像機の設置や番組制作に関わり、主に’92年セビリア万国博覧会(スペイン)日本館の展示企画、新千歳空港館内CATVシステム企画などを行う。現在はアニメーションやドキュメンタリーなどの映像制作、互いに知恵を共有する場としての展示計画、フェスティバルの企画運営を通して人々との関係づくりを行っている。

エンターテインメント部門|審査員

主査

塩田 周三

SHIOTA Shuzo

代表取締役/株式会社ポリゴン・ピクチュアズ

上智大学法学部国際関係法学科卒業。1991 年 新日本製鐡株式會社入社。1997 年 株式会社ドリーム・ピクチュアズ・スタジオ立ち上げに参画後、 1999 年 当社入社。2003 年 代表取締役に就任し、 海外マーケット開拓に注力。TV シリーズ制作や海外市場をターゲットにしたコンテンツ企画開発を実現する。一方で、Prix Ars Electronica( オーストリア)、SIGGRAPH( 米) などの国内外映像祭の審査員を歴任し、2008 年には、米国アニメーション専門誌 Animation Magazineが選ぶ「 25Toon Titans of Asia( アジア・アニメーション業界の25 傑)」の一人に選定された。2016年のアヌシー国際アニメーション映画祭では審査員を務める。
米国育ち、趣味はバンド活動。

荒牧 伸志

ARAMAKI Shinji

監督/SOLA DIGITAL ARTS CCO

1960年福岡県生まれ。フルCGアニメ業界をリードし続ける日本を代表する監督演出家。メカニカルデザイナーやプロダクションデザインも数多く手掛ける。主な監督作品は「キャプテンハーロック」「APPLESEED]、
「スターシップ・トゥルーパーズインベイジョン」など。最新作は、お台場のVR-ZONEで体験できる体験型ロポットライドVR「アーガイルシフト」。

市村 龍太郎

ICHIMURA Ryutaro

プロデューサー/株式会社スクウェア・エニックス

株式会社スクウェア・エニックスにて、主にドラゴンクエストシリーズのプロデューサーとして活躍。代表作は、ドラゴンクエストVIII、ドラゴンクエストIX、ドラゴンクエストモンスターバトルロードシリーズなど。現在サービス中のタイトルは、スマートフォンアプリ「星のドラゴンクエスト」、アーケードゲーム「ドラゴンクエストモンスターバトルスキャナー」。ドラゴンクエスト30周年記念プロジェクト統括プロデューサー。

アート部門|評価員

大山 慶

OYAMA Kei

プロデューサー/株式会社カーフ代表取締役

1978年生まれ。『診察室』(05)が、学生CGコンテスト最優秀賞などを受賞、カンヌ国際映画祭監督週間にて正式上映される。 『HAND SOAP』(08)が、オランダアニメーション映画祭グランプリ他多数受賞。 2010年CALFを立ち上げ、国内短編作家のDVDを販売、上映イベントや映画配給を行う。 2011年CALFを法人化しプロダクション業務を開始。 イメージフォーラム映像研究所専任講師、文教大学非常勤講師。

萩原 俊矢

HAGIWARA Shunya

ウェブ・デザイナー

1984年生まれ。東京を拠点に、プログラムとデザインの領域を横断的に活動しているウェブ・デザイナー/デベロッパー。2012年、セミトランスペアレント・デザインを経て独立。ウェブ・デザイン、ネット・アートの分野を中心に、幅広く作品を発表している。フリーランスとしての活動のかたわら、デザインと編集の集団 cooked.jp にも所属。多摩美術大学統合デザイン学科非常勤講師。IDPW.org 正会員として文化庁メディア芸術祭新人賞を受賞。

藤木 淳

FUJIKI Jun

アーティスト・表現研究

博士(芸術工学)。1978年、福岡生まれ。科学技術振興機構さきがけ研究者、東京藝術大学JST研究員を経て、2017年4月より、公立大学法人札幌市立大学デザイン学部准教授、東京藝術大学非常勤講師。表現と原理の関係から、人間と物理の法則を探る、あるいは、それらの新たな関係性を築く研究をしている。 近年は、観察及び創作行為に伴う注意と発見から生じる、自身の内部変容の意義に興味を持つ。 研究成果をArs ElectronicaやNTTインターコミュニケーション・センター[ICC]など、 国内外の展示会等に発表している。 大学では、描画やメディア表現の授業を担当。アナログとデジタルの両面で研究教育している。『ふわふわお絵描き』で第7回学生CGコンテストインタラクティブ部門最優秀賞受賞。その5年後に第10回文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞を受賞した『OLE Coordinate System』が、 2008年にソニー・コンピュータエンタテンメント(現・ソニー・インタラクティブエンタテインメント)からPSP/PS3対応ゲーム『無限回廊』として商品化された。

やんツー

yang02

美術家

1984年、神奈川県生まれ。2009年多摩美術大学大学院デザイン専攻情報デザイン研究領域修了。デジタルメディアを基盤に、行為の主体を自律型装置や外的要因に委ねることで人間の身体性を焙り出し、表現の主体性の問う作品を多く制作する。「SENSELESS DRAWING BOT」が第15回文化庁メディア芸術祭、アート部門において新人賞を受賞。2013年、文化庁の新進芸術家海外研修制度に採択され、バルセロナとベルリンに滞在。2015年から東京と京都を拠点に活動。近年の主な展覧会に「札幌国際芸術祭2014」(北海道)、「あいちトリエンナーレ2016」(愛知)、「DOMANI・明日展」(東京)などがある。

エンターテインメント部門|評価員

井口 晃慶

AKIYOSHI Iguchi

クリエイティブ部 グループマネージャー/KLab

1975年静岡県生まれ。専門学校を卒業後、コンシューマーゲームソフト制作会社でデザイナーとしての制作経験を積み、2012年にKLab株式会社へ入社。 3D表現でのゲーム制作が社内で立ち上がったタイミングから参画し、以降、内製スマートフォンゲームの3D制作部分に携わる。現在はクリエイティブ部のグループマネージャーとして従事。

須貝 真也

SUGAI Shinya

CGIディレクター/サブリメイション

大学卒業後、『龍が如く』『聖剣伝説4』『ブルードラゴン』でCGアニメーターとして経験を積み、 プロダクションI.G入社後、『攻殻機動隊 S.A.C. SSS』『東のエデン』『精霊の守り人』『テイルズ オブ ヴェスペリア』『図書館戦争』等、数多くの作品に携わる。 ・主なディレクション作品 図書館戦争 革命のつばさ、神撃のバハムート GENESIS ガッチャマンクラウズ インサイト ファントム オブ キル ―ZEROからの反逆― 魔法使いの嫁 星待つひと

齋藤 和丈

SAITO Kazutake

シニアデザイナー/デジタル・フロンティア

1978年、静岡県生まれ。専門学校を卒業後、3DCGデザイナーとして経験を積み、2004年にデジタル・フロンティアへ入社。数々の作品にてスーパーバイザーを経験し、現在はシニアデザイナーとして活躍中。主な作品:『いぬやしき』、 『GANTZ:O』などその他多数。